ご自身のにおいで
こんなお悩みは
ありませんか?
もしかして臭ってる?
ワキガと普通の汗は違いはなに?
ワキガとは
ワキガは医学的には腋臭症といいます。
アポクリン腺の過剰分泌により、わきから独特の臭いを発する状態をいいます。
思春期から中年にかけて発症し、親から遺伝するケースも多くみられます。
一方、多汗症は汗が多量に出てしまう状態をいいます。
多汗症のみの場合、通常においを伴いません。
(ワキガに多汗症が合併することもあります。)
ワキガの原因
汗を分泌する汗腺には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」があります。
どちらも、誰もが持っている汗腺です。
そして、ワキガの独特なにおいの放つ汗は、アポクリン汗腺から分泌されます。
汗腺の数や分泌機能には個人差がありますので、アポクリン汗腺の数が多い、アポクリン汗腺から出る汗の量が多いといった場合に、ワキガの症状をきたす可能性が高くなります。
エクリン汗線
額、胸、脇、手、足先などに多いものの、全身に分布する汗腺です。
主に体温調節のために汗を分泌します。また、辛いものを食べたときなどにも発汗します。
ただ、分泌される汗そのものににおいはありません(汗をかいたまま放置するなどして雑菌が繁殖し、におうことはあります)。また、サラサラとしています。
アポクリン汗線
耳、脇、乳首、ヘソ、外陰部などに集中している汗腺です。その中でも特に、脇に多く分布します。
精神的な緊張を強いられたときなどに汗を分泌します。
アポクリン汗腺から分泌される汗には、タンパク質や脂質が多く含まれています。それらが常在菌に分解されることで、独特なにおいを放ちます。また、エクリン汗腺から出る汗と比べて、ベタベタしています。
アクセス
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大阪府大阪市中央区農人橋1丁目1-22
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電車でお越しの方
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ワキガのにおいは自分で
分かる?
自分の口臭になかなか気づけないのと同じように、ワキガかどうかという判断も自分では難しいのが実情です。
そのため、「なんとなくワキガである気がする」「まわりにワキガだと思われているかもしれない」と不安を抱えたままである方が少なくありません。
簡単にできるセルフチェックをご紹介しますので、お試しください。
自分もワキガかも…?
セルフチェック!
- 家族にワキガ体質の人がいる
- 耳垢が湿っている
- 毛深い
- 脇の下の発汗量が多い
- 脇毛や脇の下の皮膚に白い粉が付く
- 衣服の脇の下の部分が黄ばむ
- 冬でも汗をかく
- ストレスが多い
- 肉や乳製品をよく食べる
- 自分でくさいと感じる
家族にワキガ体質の人がいる
アポクリン汗腺の数や分泌機能は、遺伝性があります。そのため、ワキガのご家族がいる場合は、ご自身もワキガである可能性が高いと言えます。
耳垢が湿っている
アポクリン汗腺は、耳にも存在します。耳垢が湿っているということは、耳やその他のアポクリン汗腺が多い・活発ということが考えられますので、ワキガの可能性が高いと言えます。
毛深い
アポクリン汗腺は、毛根部に存在します。そのため、毛深い方はアポクリン汗腺が多いことが予想されます。
また、体毛によって汗が分泌された部位に留まることから、細菌の繁殖を招き、よりにおいが強くなる可能性が高いと言えます。
脇の下の発汗量が多い
脇の下の発汗量が多い場合、脇のアポクリン汗腺またはエクリン汗腺が多いということが考えられます。アポクリン汗腺が多い場合には、ワキガの症状が見られる可能性が高いと言えます。
ただ、アポクリン汗腺ではなくエクリン汗腺が多いために多量の汗をかくということも十分に起こり得ることですので、これだけでワキガかどうかが決まるわけではありません。
冬でも汗をかく
エクリン汗腺は、主に体温調節のために発汗します。
体温を下げる必要性が生じる場面が少ない冬でも汗をかくという場合には、アポクリン汗腺が多いということが考えられます。
ストレスが多い
アポクリン汗腺では、精神的ストレスが強まったときに多く発汗します。ストレスが多いと、アポクリン汗腺から頻繁に発汗されることとなり、細菌の繁殖、またタンパク質・脂質の分解が盛んになり、ワキガのにおいが強くなる可能性があります。
肉や乳製品をよく食べる
動物性のタンパク質・脂質の摂取量が多いと、アポクリン汗腺から分泌される汗にもそれらの成分がより多く含まれるようになり、ワキガのにおいが強まります。
自分でくさいと感じる
通常、私たちは自分の体臭に鈍感になっており、ワキガに気づくのは困難です。それでもときどき、自分でにおう気がして受診される方がおられます。そういった場合、実際にワキガであるケースと、実はワキガではなかったというケースがあります。
一人で思い悩むとストレスを抱えることとなりますので、ご自身で気になったときにもお気軽にご相談ください。
ワキガの重症度
ワキガの治療を受けるべきか判断するのに、その程度を知る必要があります。実際にドクターが行う重症度評価の方法である「ガーゼテスト」を紹介いたします。
ガーゼをわきに挟み、しばらく軽度の運動を行った後、ガーゼのにおいを客観的に判断します。
重症度を表でチェック!
- Stage1全くにおわない
- Stage2少し臭いがする程度
- Stage3鼻を近づけると臭いがする程度(軽度腋臭症)
- Stage4鼻を近づけなくてもわかる程度(中等度腋臭症)
- Stage5手に持っただけでわかる程度(重度腋臭症)
自分の臭いは鼻が慣れるため、重度の場合でも自分では気づけないことがあります。
ご自身では判断できないときは、お気軽に当院へご来院ください。症状を診断し、適切な治療を行っています。
ワキガは自分で治せる?
ワキガを根本的に自分で治すということはできません。
ただ、もともとワキガが軽度であり、以下のような予防・対策を講じることで、においを気にせず生活できるということはあります。ぜひ、お試しください。
ワキガのにおいの
予防・対策方法
- ◆吸水性、通気性のよい衣類を選び、常在菌の繁殖を防ぎましょう。
- ◆脇の通気性を改善し、脇に汗が溜まることを避けるため脇毛は適切に処理しましょう。(※)
- ◆汗は小まめに拭き取りましょう。
- ◆肉類、脂っこいものを摂り過ぎないようにしましょう。
- ◆適度な運動を習慣づけましょう。
老廃物の排出促進、ストレスの解消によって、においの軽減が期待できます。
※皮膚や毛根を傷つけると、アポクリン汗腺を刺激することになります。
事前に脇毛を温めておく、シェービング剤を使う、肌への負担の少ない剃刀を使う、処理後は保湿するといったことが大切です。
気になるにおいを根本から治せる!当院で行うワキガ治療
傷跡なし!
切らない治療 ミラドライ
ミラドライ
ミラドライは、マイクロ波を腋に照射することで、ワキガや多汗症の原因となるアポクリン腺・エクリン腺の汗腺の機能を破壊する「切らない治療」です。入院不要で、ダウンタイムも短いことから、患者様のご負担も最小限に抑えられます。マイクロ波で一度破壊した汗腺はほとんど再生せず、半永久的に効果が持続します。なお、施術時には麻酔をかけますので、基本的に痛みは感じません。
ミラドライが
おすすめな3つの理由
切らないから
傷跡が残らない
ワキガの手術には、傷跡が残るという課題がありました。ミラドライはマイクロ波を照射する治療であり、切開を行いませんので、当然ながら傷跡も残りません。
仕事帰りにも◎
日帰りでの施術が可能
ミラドライの施術は、ダウンタイムもほとんどありません。日常生活への影響を最小限に抑えながら、ワキガを改善・解消することが可能です。平日は月火木金18:30~・土曜午後~に施術可能です。
におい・汗の元となる
2つの汗腺を破壊
ワキガや多汗症の原因となるアポクリン腺・エクリン腺の両方を破壊する治療です。一度破壊した汗腺はほぼ再生せず、効果は半永久的に持続します。
外用薬【自由診療】
D-bar(ディーバー)
皮膚汗臭や制汗、腋臭など気になる部分に朝一度塗るだけで、夜まで効果が持続し、塗り直す手間が省けます。この製品は脇の汗が気になる方だけでなく、手や足の汗が気になる方(多汗症)にも効果を発揮します。医療機関向けに開発されたデオドラントスティックです。
D-tube(ディーチューブ)
D-tube(ディーチューブ)は焼ミョウバン(乾燥硫酸アルミニウムカリウム)と、イソプロピルメチルフェノールを含んでおり、焼ミョウバンは毛穴を引き締め、汗を抑えるだけでなく、抗菌作用も持ちます。一方、イソプロピルメチルフェノールは臭いの原因菌を殺菌します。D-tubeは汗を抑えるだけでなく、臭いにも効果的で、手足の汗や足の臭いにも使用できます。
手術(保険診療)
剪除法
当院では腋臭症手術で最もスタンダードと言われる剪除法を採用しております。
ワキのしわのラインに沿って通常一か所に皮膚切開を加え、皮膚の裏側についた汗腺を切除する方法です。確実に汗腺が減量するので、臭いの程度は減少します。抜糸は約1週間後に行います。
汗腺は毛根の近くに存在し、手術によって毛根も切除されるため、わき毛が生えない部分が生じます。また、術後色素沈着(黒ずみ)や軽度の拘縮(皮膚のしわやひきつれ)が生じることがあります。 最も注意が必要な術後合併症は術後血腫です。血腫により皮膚の血流障害が生じると、皮膚の一部に潰瘍(皮膚のない状態)が生じてしまいます。軟膏治療で治癒しますが、程度に応じて傷跡が残り、ツッパリ感が生じる場合があります。
術後血腫の予防のため、術後1週間はスポンジと専用の圧迫着衣(自費で購入いただきます)で固定します。※男性の場合は包帯とガーゼによる圧迫となります。
手術した側の手が使いにくい状態になりますので、片方ずつすることをお勧めしております。
美容外科クリニックで腋臭症手術を担当しておりましたので、整容的にも術後効果につきましても安心して手術をご検討ください。
ボトックス治療【保険診療】
\汗が多く、においも気になる方におすすめ/
ボトックス治療
ボツリヌス菌から抽出しタンパク質の一種である「ボトックス」を腋へと注射する治療です。多汗症の原因となるエクリン腺の機能を低下させ、汗を抑えます。施術時間が短く手軽である点が特長です。傷痕は残らず、ダウンタイムもほぼありません。効果の持続期間は約3~4ヶ月ほどで、繰り返しの施術も可能です。
院長ご挨拶
ワキガは目に見えない症状ですが、お一人でお悩みになっている方が少なくありません。
症状が気になって好きな服を着れない、行きたい場に行けない、気になって余計に汗が出てくるという方もいらっしゃいます。
このようにさまざまな場面でQOLを低下させてしまうワキガにお悩みの方は、ぜひ勇気を持って、当院にご相談ください。
手術、ミラドライ、ボトックス注射、塗り薬などをご用意しておりますので、お一人おひとりに合った治療法をご提案できます。
日本形成外科学会の専門医として、丁寧で質の高い治療を提供いたします。
院長 田中 義人